柿 渋 製 造 元 .


株 式 会 社 岩 本 亀 太 郎 本 店

明治23年、お茶の産地で有名な京都府山城地域にて、初代岩本亀太郎により始まった私たちの柿渋づくり。
常に柿渋について探求し、時には天然物を扱うことの難しさを知り、日々多くの経験を積み重ねることで、少しずつ歩み続けてきました。
その経験から培った私たちの力を次代にどこまで生かせるか、更に大いなる飛翔を試みております。

「カキ」は中国が原生地であるとされていますが、日本の風土に溶け込んだ極めて日本的な果樹であり、海外でも「kaki」として通用します。
日本では、7世紀末の藤原宮跡からモモやクリなどとともに多数のカキの種子が発掘されています。このように古い歴史を有する「カキ」を原材料として柿渋は製造されますが、その起源は明らかになっていません。しかし、長い歴史の中で先人たちは見事なまでに柿渋を活用してきました。

「柿渋」は柿タンニンを多く含むことから防水・防腐効果を有するため、古くから木材・和紙への塗布や麻・木綿などへの染色に利用されてきました。
11世紀には漆器の下地に柿渋が使用されていたという知見があり、その後、戦国時代には上杉謙信が渋紙製の紙衣陣羽織をまとい戦陣の指揮を執ったとされています。江戸時代になると、庶民にも広がり醸造用の酒袋や建材塗装などの各種産業にはかかせないものになっていました。
現在では、柿タンニンによる高い消臭効果が実証され、天然の消臭原料としても好評を博しています。

扱いやすい”精製柿渋”

特有の発酵臭が残る昔ながらの柿渋から、独自の精製技術により高分子の柿タンニンを分離し製品化しました。最大の特徴は、化学的処理をまったく必要とせず、物理的なろ過工程のみで製造できることです。天然物由来の「安心・安全」の精製柿渋をぜひお試しください。

継続的かつ多量生産が可能

従来の柿渋製造と比べて工程の多い精製柿渋ですが、新たな生産システムの確立により、継続的かつ多量生産が可能になりました。メーカーとして研究を試験機レベルで終わらせることなく、生産体制を整えることが必要であると考えています。

全国から厳選した国内産渋柿を使用

日本全国から厳選した渋柿の仕入れを行い、柿渋製品の原材料としています。品種や摘果時期により異なる特性を持つといわれる渋柿を幅広く扱うことで、柿タンニンへの理解が深まり新たな製品開発に活用できると考えています。

膜分離精製柿渋を主とした柿渋製品の製造販売と、柿タンニンの研究開発を主な業務としています。
柿渋を生産するにあたっては、原材料となる摘果された渋柿果実の仕入れから、搾汁・発酵熟成・精製を経て製品となるまでの全工程を自社工場内で行っています。天然物の扱いに日々試行錯誤しながら柿渋生産に勤しんでいます。

個人のお客様向けに、当社独自の精製柿渋(工業用途)を販売しています。特有の発酵臭がなく、はじめて柿渋を扱う方にも最適の無臭柿渋です。