Tannin of Persimmon
”青い未熟な渋柿を原料として”
まだ青く未熟な渋柿を粉砕・圧搾し、その搾汁液を発酵・熟成させたものを一般的に柿渋といいます。柿渋の主成分である柿タンニンはタンニンの中でも分子サイズが大きく、天然物由来でありながら除タンパクや消臭効果など、さまざまな化学的機能を有しています。
柿 渋 製 造 フ ロ ー
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全国から厳選した渋柿の仕入れ
未利用資源である摘果柿を全国の柿生産者の方々から買い入れをし、柿渋として生まれ変わらせることで有効に活用したいと考えています。仕入れ時期は生産地や品種によって異なり、毎年6月~9月の間に行います。
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専用プレス機による圧搾
工場内に原料柿を受け入れ、粉砕機で細かくした後、専用プレス機で圧搾します。搾りたての搾汁液は品種によって多少の違いがありますが、きれいな緑色をしています。搾りかす(柿渋残渣)も堆肥等に生まれ変わります。
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搾汁液の発酵・熟成
搾汁後はすぐに専用タンクに貯蔵し、発酵を待ちます。発酵が終わると火入れ殺菌をし、貯蔵します。発酵から熟成の過程で、柿渋特有の色・香り・粘性に変化していきます。「昔ながらの柿渋」の完成です。
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”岩本亀太郎本店独自”の精製工程へ
天然物由来の柿渋を化学的処理をせず、物理的なろ過のみで精製します。
柿渋の中に含まれる「高分子の柿タンニン」を回収する製法です。